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ワーカーズコープ
(労働者協同組合)って何?

ワーカーズコープ(労働者協同組合)は、働く人の協同組合です。みんなでお金を出し合って組合員となり(出資)、みんなで話し合って経営・運営し(意見反映)、みんなで助け合って働く(労働)…そんな働き方をしています。

協同組合と一般的な雇用労働の違い

「協同」とは「力を合わせ、助け合い、支え合って共に働くこと」。「協同労働の協同組合」は「出資」「経営」「労働」を“三位一体”で組合員全員が担い合う協同組合です

協同組合の仕組み
株式会社仕組み

働く者のニーズと願いの追求

「協同組合」とは、組合員が「共通の経済的、社会的、文化的なニーズと願いをかなえる」ために、みんなで出資して民主的に管理する事業体と定義されています。消費生活協同組合は消費者の人びとが、農業協同組合は農家の方々が、漁業協同組合は漁業者の方々が、自分たちでお金を出し合ってつくって、自分たちに必要な様々な事業や活動をされています。
では、「働く者の共通のニーズと願いとは何でしょうか?」

私たちワーカーズコープは、今から約40年前、失業者自身による「誰も雇ってくれないなら、自分たちの働く場は自分たちで作る」という思いから始まりました。そして、「同じ働くなら、人や地域に感謝されるような『よい仕事』をしたい」「仲間は死ぬまで面倒を見合う」という思いを大切にしてきました。

私たちは、「働きたい!」「よい仕事をしたい!」
という労働者の切実なニーズと願いを追求し続けてきたのです。

協同労働

当初、私たちにできる仕事は、建物のお掃除や、公園や河原の草刈りなどでしたが、そのころから人や地域に喜ばれる「よい仕事」をすることを掲げてきました。


病院清掃
  
草刈り(作業前→作業後)

その後、生協や農協から仕事の一部を任されるようになり、さらに、介護保険制度が始まると福祉事業に、指定管理者制度が始まると高齢者施設や子育て関連施設の運営を担うようになりました。

 

私たちは、「人や地域に喜ばれるよい仕事」を実践するために、施設や制度の枠に囚われることなく、目の前の利用者のニーズや願いに向き合ってきました。そして、「一人の困った」から地域課題を解決するために、利用者や地域の人と一緒に、仕事おこしを通じたまちづくり・地域づくりに取り組んでいます。
職場での働く者同士の関係から、利用者・地域も含めた協同の関係づくりに広げていく働き方を、私たちは「協同労働」と呼んでいます。

私たちの目指す社会

私たちは、誰も雇ってくれなかった失業者による仕事おこしから始まっています。私たちは私たち自身の経験から、環境と機会、そして仲間同士の支え合いがあれば、誰でも、主体的に、自分自身の能力を活かして、自分らしく自立・自律して働くことができると確信しています。
こうした思いから、ニートやひきこもりと呼ばれる若者や、障がい者、生活保護受給者や生活困窮者など、働くことに様々な困難を抱えた人たちの自立就労支援に取り組んでいます。そして、私たちの多くの現場では、様々な過去や背景を持つ人たちが仲間として一緒に働いています。
私たちは、誰もが安心して暮らし、働き続けられる地域社会を目指して、多様な事業・運動を行っています。

これから

2021年12月4日、国会で「労働者協同組合法」が全会一致で可決・成立しました。2022年10月1日から施行されます。
法第1条では、「地域における多様な需要に応じた事業が行われることを促進し、もって持続可能で活力ある地域社会の実現に資することを目的とする」とされています。
この法律の施行で、「3人以上集まれば、誰でも労働者協同組合が作れる時代」になり、「企業に雇われる」「自分一人で事業を起こす」とは別の働き方の選択肢が用意されることになります。私たちは、労働者協同組合の先駆者として、新しく生まれてくるであろう多くの労働者協同組合とともに、「持続可能で活力ある地域社会の実現」を目指していきます。